高血圧の人に血圧脈波検査で心不全を予防

何かとプレッシャーの多い現代社会を生きる日本人たち。
プレッシャーや激務が高血圧を引き起こしているのでしょう。

日本の高血圧患者は約4300万人です。

このような高血圧の患者によく行われる検査が、血圧脈圧検査があります。
この検査によって、動脈硬化の度合いがわかります。
血管年齢とよく言われますが、これは動脈硬化の度合いとも言えます。

人間の動脈は、加齢と共に硬くなっていきます。
硬くなった動脈は、強い力で加圧しなければ体内に充分な血液を送り出す事ができなくなったり、血液が滞りやすくなってコレステロールが血管内にたまりやすくなります。

動脈を強い力で加圧しなければならない状態が高血圧です。
高血圧が長く続くと、動脈硬化の心配が生じてきます。また心臓にも負担がかかりますので、やがて心臓が疲れて心不全に陥るおそれもあります。

そこで、動脈脈効果の度合いを把握するために、血圧脈波検査が行われます。
この検査には、ABIとPWVがあります。

ABIと呼ばれる検査は、足関節と上腕の血圧比を調べます。
上腕の収縮期血圧(上の血圧)÷足首の収縮期血圧で計算します。
0.9以下の場合は動脈硬化を疑います。

測定方法は、足首と上腕に血圧計を巻き、同時に両足首と両腕の血圧を測定します。
少し締め付けられますが、1分ほどで終わります。
このとき同時にPVWも検査できます。

PWVは、脈波伝播速度を調べる検査です。

心臓の拍動(脈波)が動脈を通じて手足に届く速度です。
動脈壁が厚くなったり硬くなったりすると、動脈壁の弾力性が乏しくなり脈波が伝わる速度が速くなります。
この数値が高いほど動脈硬化が進んでいます。
PWVが13.5以上の場合、動脈硬化が進んでいると考えられます。

たとえ、高血圧と診断されても、上手にコントロールすれば心不全は予防できます。
これらの検査を受けて動脈の状態を把握し、より適切な治療を受けましょう。